2007年03月31日

+廃墟+

 ただ形のみあるだけ。
 ココロもタマシイもオモイもシコウもジョウネツもナミダも何もかもが昇華してしまっていた。
posted by 三里アキラ at 00:00| Comment(2) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

+マジシャンはシーフでした+

 実は、お姫様の正体は、変装が得意なマジシャンだったそうです。
 けれど周りの人々は、正体がわかってからもお姫様とは無難に交流しているようです。
 めでたしめでたし。

++追記。++
posted by 三里アキラ at 21:01 | TrackBack(1) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

+闇と闇鍋の神隠し+

 夜更け。静かな住宅街に犬が吼える。それはもう大きな声で。
「うるさいよ! 狗肉鍋にして喰ってしまうぞ!」
 犬の鳴き声は聞こえなくなりました。
 朝。早いうちから高らかにニワトリの声。周りのみんなを起こしてしまう。
「卵も産まないのに鳴くんじゃないよ! 唐揚げにしちまうよ!」
 ニワトリの声も聞こえなくなりました。
 晩飯時。飼っている豚がふごふごと出来上がった料理を食べていきます。
「分別無く何でも食べるんじゃないよ! 酢豚になりたいかえ?」
 食物が減る速度が遅くなったといいます。
 今日も魔女の二世帯住宅には、子供たちが訪ねてきます。
 好奇心に負けた子供たちは、魔女によって姿を変えられてしまいます。
 あるものは電球に。
 あるものはストーブの薪に。
 またあるものは……。
 魔女の家を訪ねた子供たちに帰ってきたものはおりません。

posted by 三里アキラ at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月18日

+おっきいのちょうだい+

 ダイエットよ、ダイエット!
 もうすぐクリスマス。何としてもこの黒いワンピースが似合うスタイルにならなくっちゃ。
 ベルベット素材、滑らかなワンピース。華奢なラインが気に入ったの。
 ちゃんと試着はしたわ。なんとか、入ったの。なんとか。店員さんも似合うって言ってくれたわ。
 でも……、帰ってきて気付いたの。
「これでディナーなんか食べたら、破けちゃうわ」
 なんて悲しいの、3万円もしたのに。クリスマスのデートに着れないなんて意味無いじゃない!!
 だから。
 ダイエットよ、ダイエット!
 ご飯は切り詰めるべきよね。寝る前6時間は何も食べないようにしなくっちゃ。朝は早起きしてジョギングよ。頑張る。頑張れるわ。
 それから毎日、リンゴとヨーグルトばかりの食事。たまに春雨スープ。
 ジョギングして代謝も良くなったみたい。少しずつだけども、ちゃんと痩せてきてるわ。
 そしてついに、クリスマスイブ。
 大好きな彼とクリスマスディナー。ワンピースはみごとに着こなすことができたわ。
「今日はイタリアンレストランを予約してあるんだ」
「わあ、嬉しい!」
 彼はアタシのツボをはずさない。クリスマスにイタリアン、なんて素敵なの。
 キレイに飾られた前菜。
 温かな冬野菜。
 メイン、鴨のローストはシェアしようね、って言われた。
「あれ、うまく二等分にならなかったよ。どうする? どっちが欲しい?」
「おっきいのちょうだい」
 間髪いれずに言ってしまってから気付く。しまった、と。
 けれど彼はにっこり笑って大きいほうを差し出してくれた。
「おいしいね」
「うん、すごくおいしいね」
 デザートにズコットを食べ、レストランを後にした。
 ちょっと寒いけど、とても満たされた気持ち。
「ダイエット頑張ってくれたんだね、嬉しいよ。綺麗になったね」
 優しく微笑んでくれた彼と手をつないで歩く。
 空からはちらちらと冬の贈りものが舞い始めている。

++追記。++
posted by 三里アキラ at 22:41| Comment(7) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月09日

+わんこ違い+犬祭3参加作

 さあ、わんこヌードル大会の始まりです。犬たちの準備はOKですか?
 シェフが作るわんこヌードル、はてさて何匹分になるのでしょうか。シェフは茹でたヌードルを水でしめ始めました。ヌードルには本場日本産の蕎麦粉を使っているそうです。スープは程よくあら熱がとれています。シェフがヌードルを一掴みしボウルに盛りました。どうやらここに先程のスープを注ぐようです。スープは牛すね肉をじっくり煮出したものだそうですよ。
 まずは一杯、いや一わんこ出来上がりました。これを食べるのはヨークシャテリアのルビーちゃんです。お味はいかがでしょうか?
「わんっ」
 大変おいしいようです。さあ次々にわんこヌードルができあがっております。用意されたボウルは百個、やってきた犬も百匹。、百わんこヌードルは達成されるのでしょうか。
 二わんこ、三わんこ、四わんこ……犬たちはがっついています。
……五十八わんこ、五十九わんこ、ついに六十わんこです。
……九十七わんこ、九十八わんこ、九十九わんこ。次でなんと百わんこですよ。
「わんこ蕎麦はそういうものじゃない」
 おや、何か言ってる人がいますね。それはさておき、ついに、ついに百わんこ達成です。素晴らしい。おやシェフ、どうかなさいました? え、ちょこっと余ってる? どうしましょう、来ている犬はみんなお腹一杯でくつろいでいますよ。そうだ。先程お声をいただいた日本人がいましたね。そうそうあなたです。失礼ですがお名前は?
「イヌイですが」
 日本語で「イヌ」は犬のことですよね。では最後の一わんこはあなたが食べてください。どうぞ。
「やはり犬用だから味が薄いですね……って」
 素晴らしい。百一わんこが達成されました。みなさん盛大な拍手を。
「だーかーら、これじゃわんこ蕎麦じゃないんですって。聴いてんのか、おいっ」

<end>

++追記。++
posted by 三里アキラ at 11:15| Comment(2) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

+豆+

「ねえ、この豆何?」
 はいはい、お客さんお目が高い。ジャックと豆の木というお話をご存知かな?
「豆を植えたら空まで伸びて、登ったら巨人の豪邸に行っちゃう話?」
 はいはい、まあそんな感じのお話ですよ。イギリス童話なんですけどね。
「まさかその豆だなんて言うんじゃないでしょうね」
 ほっほっほ。まさかまさか。ただね、近い。
「近い?」
 わしはよく知らんのだけども、同じような成長をする豆らしいですよ。豆の名前は・・・・・・ええと、何でしたかね。そこに書いてませんか?
「・・・・・・スーパーマリオ豆」
 そうそう。一粒二千円ですが、買われますか?


+ + +以下日記。+ + +

ファミコンソフトの王道ってやっぱり「スーパーマリオブラザーズ」だよね?
(今日の解説)

以下日記というかこちらがメインかもしれない。

こちらとかそのレポに触発されて作ってしまいました。
まめ2006-2月1.jpg
↑これ。大きさ判るかな〜?
開くとこんな感じ↓
まめ2006-2月2.jpg

作業としては、昨日の夜に本文を考えて下書き。
今日材料とか道具とかを買ってきて製本。

やり方としては、自己流。
蛇腹式のコピー本を綴じた感じです。
そういうやり方もあるのかもしれないけども、教えてもらったものではなし。

道具と材料をそろえたところでなんとなく満足してしまうダメな私。
しばらく道具を眺めてから、テレビを見つつ作業。

うーん。
もうちょっと上手く作れるようになったら友達に配ろう。
嫌がられるだろうけども。ああ、親に送りつけるのもありか。老眼だけども。

お話自体はほぼ即興なのでクオリティ低め、な気がする。えーん。
奥付に2006年1月って書いちゃったよ。そしてコピーしてるよ。
今、2月だよぉぉぉ。

_
posted by 三里アキラ at 20:36| Comment(7) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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