2006年06月09日

+わんこ違い+犬祭3参加作

 さあ、わんこヌードル大会の始まりです。犬たちの準備はOKですか?
 シェフが作るわんこヌードル、はてさて何匹分になるのでしょうか。シェフは茹でたヌードルを水でしめ始めました。ヌードルには本場日本産の蕎麦粉を使っているそうです。スープは程よくあら熱がとれています。シェフがヌードルを一掴みしボウルに盛りました。どうやらここに先程のスープを注ぐようです。スープは牛すね肉をじっくり煮出したものだそうですよ。
 まずは一杯、いや一わんこ出来上がりました。これを食べるのはヨークシャテリアのルビーちゃんです。お味はいかがでしょうか?
「わんっ」
 大変おいしいようです。さあ次々にわんこヌードルができあがっております。用意されたボウルは百個、やってきた犬も百匹。、百わんこヌードルは達成されるのでしょうか。
 二わんこ、三わんこ、四わんこ……犬たちはがっついています。
……五十八わんこ、五十九わんこ、ついに六十わんこです。
……九十七わんこ、九十八わんこ、九十九わんこ。次でなんと百わんこですよ。
「わんこ蕎麦はそういうものじゃない」
 おや、何か言ってる人がいますね。それはさておき、ついに、ついに百わんこ達成です。素晴らしい。おやシェフ、どうかなさいました? え、ちょこっと余ってる? どうしましょう、来ている犬はみんなお腹一杯でくつろいでいますよ。そうだ。先程お声をいただいた日本人がいましたね。そうそうあなたです。失礼ですがお名前は?
「イヌイですが」
 日本語で「イヌ」は犬のことですよね。では最後の一わんこはあなたが食べてください。どうぞ。
「やはり犬用だから味が薄いですね……って」
 素晴らしい。百一わんこが達成されました。みなさん盛大な拍手を。
「だーかーら、これじゃわんこ蕎麦じゃないんですって。聴いてんのか、おいっ」

<end>

++追記。++
posted by 三里アキラ at 11:15| Comment(2) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。